《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer(FUT)》が場に出ていると、墓地にある《凶暴な打撃/Savage Beating(DST)》は能力「狂暴な打撃はあなたのターンの戦闘フェイズの間にしかプレイできない。」を失い、(《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》などを用いて)《狂暴な打撃》を墓地からプレイする場合の「プレイするタイミングの制限」が無くなることにより、好きなインスタント・タイミングでプレイできるようになります。

 そのため、この状況で墓地から《狂暴な打撃》(戦闘フェイズを追加するモード)をターン終了ステップ(やクリンナップ・ステップ)にプレイすると、その終了フェイズの後に戦闘フェイズが追加されます
 《連続突撃/Relentless Assault(10E)》《今を生きる/Seize the Day(ODY)》《大群の怒り/Fury of the Horde(CSP)》が「このメイン・フェイズの後に(追加する)」という文言であるのに対し、《狂暴な打撃》の場合、上記の「プレイするタイミングを制限する能力」があるために単に「このフェイズの後に(追加する)」という文言になっているからです。

 そうはいうものの、かつて《連続突撃》(当時「このフェイズの後に」の文言であった)+《ギトゥの火/Ghitu Fire(INV)》+《呪文織りのらせん/Spellweaver Helix(MRD)》のコンボによる「終了フェイズの後に戦闘フェイズを追加」を是正するために、《連続突撃》《今を生きる》の「このフェイズの後に」が「このメイン・フェイズの後に」に変更されたという経緯があるのですから、今回の《狂暴な打撃》もそのうち、「このフェイズの後に」から「この戦闘フェイズの後に」に変更されるのではないでしょうか。

※《連続突撃》《今を生きる》での変更については、mjmjにある以下のドキュメントを参照のこと。
 http://mjmj.info/data/obsolete/rule0312.txt
 http://mjmj.info/data/obsolete/rulj0312.txt

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