ブロックしている・ブロックされた・ブロックされていない
2008年5月14日 ブロックしている/blocking
ブロックされた/blocked
ブロックされていない/unblocked
これらはまとめて「ブロック三段活用」と呼ばれていま……せん。(笑)
このように、「ブロックしている」「ブロックされた」「ブロックされていない」の存在しうる期間が定義されていたのですが、《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer(FUT)》が登場したせいでその定義が本当に正しいのかよく判らなくなってきました。
まず、《イクスリッドの看守》が場にある状況で、何らかの方法を用いて墓地にある《瞬間群葉/Flash Foliage(DIS)》を攻撃クリーチャーに対してプレイしようとする場合、《瞬間群葉》の能力「瞬間群葉は、戦闘フェイズの間でブロック・クリーチャー指定後にしかプレイできない。」が無力化されているため、それを攻撃クリーチャー指定ステップ中にプレイすることも可能になります。
そのようにして《瞬間群葉》が攻撃クリーチャー指定ステップ中に解決されると、
ブロック・クリーチャー指定ステップ以前であるにも関わらず、
「ブロック・クリーチャーであるトークンが場に出てくる」とともに、
「攻撃クリーチャーはブロックされた状態になる」
という挙動が生じます。
といっても、上記の「ブロック・クリーチャー」や「ブロックされたクリーチャー」の訳注部分さえ無視すれば、この《瞬間群葉》による挙動は「存在するのは戦闘フェイズのみ」という定義そのものとは矛盾しません。
そもそも、訳注の「ブロック・クリーチャー指定ステップ以前には存在せず」という旨は、CRの原文(英語版)にはありません(訳注ですから、無いのが当たり前か)。
さらにこの状況から、同じ攻撃クリーチャー指定ステップ中に、同じ手段で墓地から《False Orders(2ED)》をブロック・クリーチャーであるトークンに対してプレイすることも可能であり、それが実際に解決されると、
ブロック・クリーチャー指定ステップ以前であるにも関わらず、
「ブロックされている攻撃クリーチャーはブロックされていない状態になる」
という挙動が生じます。
さすがに今度は、上記の「ブロックされていない」の定義と矛盾してしまいます。
この場合、定義に基づいて、この攻撃クリーチャーは「ブロックされている」でも「ブロックされていない」でもない状態になるのでしょうか?
それとも定義が正しくなくて、《False Order》の指示どおりに「ブロックされていない」状態になるのでしょうか?
ブロックされた/blocked
ブロックされていない/unblocked
これらはまとめて「ブロック三段活用」と呼ばれていま……せん。(笑)
CRの用語集「ブロック・クリーチャー/Blocking Creature」より。
> ブロック・クリーチャーは、戦闘フェイズ以外では存在しない。
> (訳注:戦闘フェイズ中でも、ブロック・クリーチャー指定ステップ以前には存在しません)
同「ブロックされたクリーチャー/Blocked Creature」より。
> ブロックされたクリーチャーは、戦闘フェイズ以外では存在しない。
> (訳注:戦闘フェイズ中でも、ブロック・クリーチャー指定ステップ以前には存在しません)
同「ブロックされていない/Unblocked」より。
> 戦闘フェイズ以外や、ブロック・クリーチャー指定ステップより以前にはブロックされていないクリーチャーは存在しない。
このように、「ブロックしている」「ブロックされた」「ブロックされていない」の存在しうる期間が定義されていたのですが、《イクスリッドの看守/Yixlid Jailer(FUT)》が登場したせいでその定義が本当に正しいのかよく判らなくなってきました。
まず、《イクスリッドの看守》が場にある状況で、何らかの方法を用いて墓地にある《瞬間群葉/Flash Foliage(DIS)》を攻撃クリーチャーに対してプレイしようとする場合、《瞬間群葉》の能力「瞬間群葉は、戦闘フェイズの間でブロック・クリーチャー指定後にしかプレイできない。」が無力化されているため、それを攻撃クリーチャー指定ステップ中にプレイすることも可能になります。
そのようにして《瞬間群葉》が攻撃クリーチャー指定ステップ中に解決されると、
ブロック・クリーチャー指定ステップ以前であるにも関わらず、
「ブロック・クリーチャーであるトークンが場に出てくる」とともに、
「攻撃クリーチャーはブロックされた状態になる」
という挙動が生じます。
といっても、上記の「ブロック・クリーチャー」や「ブロックされたクリーチャー」の訳注部分さえ無視すれば、この《瞬間群葉》による挙動は「存在するのは戦闘フェイズのみ」という定義そのものとは矛盾しません。
そもそも、訳注の「ブロック・クリーチャー指定ステップ以前には存在せず」という旨は、CRの原文(英語版)にはありません(訳注ですから、無いのが当たり前か)。
さらにこの状況から、同じ攻撃クリーチャー指定ステップ中に、同じ手段で墓地から《False Orders(2ED)》をブロック・クリーチャーであるトークンに対してプレイすることも可能であり、それが実際に解決されると、
ブロック・クリーチャー指定ステップ以前であるにも関わらず、
「ブロックされている攻撃クリーチャーはブロックされていない状態になる」
という挙動が生じます。
さすがに今度は、上記の「ブロックされていない」の定義と矛盾してしまいます。
この場合、定義に基づいて、この攻撃クリーチャーは「ブロックされている」でも「ブロックされていない」でもない状態になるのでしょうか?
それとも定義が正しくなくて、《False Order》の指示どおりに「ブロックされていない」状態になるのでしょうか?
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